トップページ(top page)中生代白亜紀前期の世界(The world of Early Cretaceous)

中生代・白亜紀前期の世界  ( Early Cretaceous)
1億4500万年前〜9900万年前 (145 million years〜99 million years ago)
白亜紀前期の世界
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  世界の様子 Environment
ジュラ紀から白亜紀にかけて大量絶滅などはなく、
引き続き温暖で湿潤な気候が続いた。

There is no evidence of mass extinction during the Jurassic and Cretaceous,
and the Cretaceous climate was still very warm and moist.

現在、南太平洋、ソロモン諸島の北の海底に「オントンジャワ海台」という
玄武岩からなる火山起源の隆起部がある。およそ1億2000万年前に
その海底で地球最大規模の火山活動が起こり、それによって海洋の
酸素が欠乏(海洋無酸素事変)する状況に陥り、大量の生物が絶滅した。
海に棲む放散虫の4割が絶滅したといわれている。
その後、海でもっとも適応した爬虫類「魚竜」の姿も見られなくなり、
その空白をニッチを埋めるようにトカゲの仲間が海に適応したモササウルス類
台頭しはじめ、繁栄するようになる。


厚歯二枚貝の礁
特にこの時期は火山活動が活発であり、二酸化炭素の濃度は高かった
ため、二酸化炭素を吸収した海洋は酸性化が強くなり、酸性に弱いアラゴナイト
でできた骨格を持つサンゴ礁が衰退し、代わりに酸性に強い殻(カルサイトできた殻)
をもつ厚歯二枚貝がテチス海、大西洋で大規模な「礁」を展開していった。

ブログ記事⇒ 「ハルキゲニたん、海洋無酸素事変を語る」

  生物
世界的に高温化が進んだ時代。そのためかアフリカでは スピノサウルス
オウラノサウルス、南米では アマルガサウルスなど放熱に役立てたと
思われる帆を持つ恐竜の姿が見受けられる。

The climate of this period became hotter all over the world.
Dinosaurs had sails on their backs, like a radiator to get
rid of heat, including Spinosaurus and Ouranosaurus from Africa
and Amargasaurus from South America.


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