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古生代・石炭紀の世界  ( Carboniferous Period )
3億5900万年前〜2億9900万年前 (359 million years〜299 million years ago)
石炭紀の世界
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  世界の様子 Environment
もっとも酸素濃度の高い時代であり、そのため陸生節足動物や昆虫の大型化が目立った。
広大な森林を形成しており、この時代が石炭紀と呼ばれるのは大森林の腐食する植生が
石炭に変ったからである。

The oxygen concentration in the Earth's atmosphere during the Carboniferous
was the highest, so this allowed insects and arthropods to grow much larger.
This age is called Carboniferous period because the enormous forests became
widespread and the massive accumulation of dead land-based plant life produced the coal.

【ユーラメリカ大陸】
ユーラメリカはヨーロッパ(ユーロ)とアメリカを合わせた呼び名。
北アメリカとヨーロッパを含む大きな大陸。

【シベリア大陸】
現在のシベリア地域にあたる大陸。「アンガラ大陸」とも呼ばれる。

【カザフスタニア】
現在の中央アジアにあるカザフスタンにあたる。

【ゴンドワナ大陸】
現在の南アメリカ、アフリカ、南極、オーストラリア、インドなどを含む巨大な大陸。

【パンサラッサ海】
この時代では北半球のほぼすべてを覆うほどの広大な海洋。現在の太平洋にあたるため、
「古太平洋」とも呼ばれる。パンサラッサとはギリシャ語で「すべての海」

【古テティス海】
今のアジアの内部にあった広大な海。
当時のアジア圏はシベリア大陸、北中国、南中国、チベットなどの陸塊が
散り散りになっており、それらの陸塊に囲まれた海洋。

【レイク海】
ユーラメリカ大陸とゴンドワナ大陸の間にある海洋。
これらの大陸が大陸移動によって近づきつつあり、縮小していく。

  生物 Life
脊椎動物では哺乳類や爬虫類など含まれる羊膜類が現れる。
羊膜類は胚を耐水性の膜で覆う卵を産むため、さらなる陸生適応が
可能となった。
植物界ではヒゲノカズラ類とトクサ類が大森林を形成し、
ヒゲノカズラ類の鱗木(リンボク)は高さ40m、トクサ類の蘆木(ロボク)は
高さ15mにもなった。

The amniotes from a class of vertebrate animals,
including mammals and reptiles, appeared.
As the amniotes produced eggs whose embryos were protected by
a set of membranes, they achieved a high level of terrestrial adaptation.
Lycopodium and Equisetum from a class of kingdom Plantae formed
huge forests, and Lepidodendron of Lycopodium towered to 40 meters
in height and Calamites of Equisetum reached heights up to 15 meters.

鱗木(Lepidodendron)  封印木(Sigillaria)  蘆木(Calamites)

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