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古生代・シルル紀の世界  ( Silurian Period )
4億4400万年前〜4億1600万年前 (444 million years〜416 million years ago)
シルル紀の世界
シルル紀> ロレンシア大陸・バルチカ大陸/ 海域/
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  世界の様子 Environment
4億2000万年前にロレンシア大陸とバルチカ大陸などがぶつかり合い、
イアペタス海が消失。この場所にカレドニア山脈という南北に走る巨大山脈が形成される。
この巨大山脈は大気の流れを止め、そこから大量の雨が降り、
巨大山脈の麓には規模の大きい川などの淡水域をできた。
この淡水域という新天地にたくさんの植物や節足動物、魚類が進出した。

【ロレンシア大陸】
現在のグリーンランドを含む北アメリカにあたる大陸

【バルチカ大陸】
現在の北ヨーロッパにあたる大陸。大陸移動で北上し、ローレンシア大陸と衝突。

【アバロニア大陸】
現在のヨーロッパの一部にあたる小規模な大陸。大陸移動で北上し、ローレンシア大陸と衝突。

【シベリア大陸】
現在のシベリア地域にあたる大陸。「アンガラ大陸」とも呼ばれる。

【カザフスタニア】
現在の中央アジアにあるカザフスタンにあたる。当時は海洋に浮かぶ島弧であった

【ゴンドワナ大陸】
現在の南アメリカ、アフリカ、南極、オーストラリア、インドなどを含む巨大な大陸。

【パンサラッサ海】
この時代では北半球のほぼすべてを覆うほどの広大な海洋。現在の太平洋にあたるため、
「古太平洋」とも呼ばれる。パンサラッサとはギリシャ語で「すべての海」

【レイク海】
衝突したローレンシア大陸やバルチカ大陸によって、その間のイアペタス海は消失し、 その南側に新たにできた海洋。

  生物 Life


節足動物のウミサソリが海洋生態系で支配的な存在で、淡水域にも生息の幅を広げていた。
弱者であった脊椎動物の魚類は鰓弓(エラを支える骨)が「アゴ」に変化させるものが現れた。
これが捕食などの強力な武器となり、後の時代のデボン紀で大躍進することになる。

一方、ほぼ生物のいない不毛な陸地に植物が本格的に進出しはじめた。
水分を体全体に巡らし、陸の乾燥に耐えうる構造の維管束は発達していないものの
陸上植物の歴史がこの時代から始まったといわれている。



確認できる初期の陸生植物に前維管束植物「クックソニア」が知られている

ブログ記事(ハルキゲニたん、シルル紀を語る )


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