抹香鮪 マッコウマグロ 学名(Balaeni Thunnus) 英名(Whale tuna) | |
(原案 / 海洋芽鷹 ) (イラスト / RIBON-Y ) | |
分類 | 魚類・硬骨魚綱・スズキ目・サバ科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | 地球海 |
全長 | 8〜20M |
このマッコウクジラのような生き物は、深海で生き延びたマグロが進化した巨大な魚です。 空に進出したイエーガーファルコの言わば親戚にあたります。 通常の魚類同様、尾びれは横に振っています。 2億年後の世界でマッコウクジラやオオクチオニシュモクのニッチに入り込んでおり、 主に単独で生活している。深海にすむ巨大なイカやシルバースイマーを捕食します。 マッコウクジラとの類似点。 第一に巨大な頭の中には、「脳油」が詰まっており、この巨体でも、簡易に浮き沈みが可能な点。 これにより水面近くにくることもしばしばあります。 また、第二に「龍涎香」と喚ばれる香料が採れる事もあり、抹香鮪と名付けられました。 他にも、「エコーロケーション」も習得しており、 強力な超音波を使って、水面近くに住むシルバースイマーや大型のイカを気絶させて捕食します。 若魚は主にこれを天敵をいち早く発見する機能としてつかっているようです。 歯は未だに存在しますがやはり小さく、獲物を逃がさないスパイク程度の役割しか役立ちません。 雄の第2背ビレと尻ビレは黄色みが強く、 黄色みが濃い雄ほど雌にもてるようです。卵胎生に進化しており、 雌は産卵期になると、海岸近くの磯で、体長1mにもなる稚魚を一度に20匹ずつ産みます。 子育てはせず、稚魚は磯で育ち、5mほどになると大海原に出て単独生活を行います。 トビカジキに刺されたり、 リューグーやリヴァイアサン、 プレシオドンやリュウジングソクエビ等に捕食され、 成長の途中で命を落とす固体も少なくないようです。 一方成魚は皮がとても分厚く、深海サメの牙も通用しません。 またイカと戦う時に目を傷つけられないよう、フグのように目蓋もできています。 成魚は、巨大イカの他、ベルトテイルシードラゴンやオーシャンゴッドと争うこともしばしばあり、 両生類人たちはその戦いの様子を絵に描いたりしているようです。 また、食料として捕獲しますが、現在の捕鯨と同じく、 1年で捕まえられる個体を数十頭に限るなど、保護対策も行っている様です。 肉は非常に美味しく、大トロの部分はやはり高評のようで、 ストライク・イーグル等が海岸に座礁した死体の大トロの部分に群がっていたと言う報告もあります。 (解説 / 海洋芽鷹 ) |
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