リュウジングソクエビ
(ドラコカリス・オフィオカウダーツス)

(イラスト /  中華的熊猫 )
分類 節足動物門・甲殻綱・長尾目・ヘビエビ科
生息年代 2億年後
生息地域 海洋
全長 8〜15m
エビ類(恐らくイセエビの仲間)から進化した強力な海の捕食性動物。
恰も龍を思わせるような姿からその名がついた。
龍の“頭部”に見えるのは実はエビの頭部と胸部にあたり、
下顎に見えるのは捕脚(ハサミ脚)、牙に見えるのは歩脚が変化したもの。
また、長いヘビのような胴体は全て腹部が発達した器官である。
このヘビのような“胴体”をくねらせ、海中を力強く泳ぐ。
獲物は主にイカやタコなどの頭足類。獲物を見つけると音も無く
近付き、ハサミ脚の射程距離まで近付いて一気にハサミ脚を獲物に
打ち込んで倒す。
一度に数個しか卵を産まず、産み落とした卵は孵化するまで親が
胸部末端に抱え込んで守る。卵の大きさはサッカーボールほども
有り幼体は通常のエビと異なり、親と同じ姿で孵化する。
強固な外殻を持つ為殆ど天敵がいないが、脱皮の時に他の捕食者に
襲われる事がある。特に遊泳器官である腹部は殆ど筋肉で出来て
いる為、他の捕食者にとっては魅力的な餌らしい。

(解説 / 中華的熊猫 )

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