ヒョウモンダコ
  属名(Hapalochlaena ) 英名(Blue-ringed octopus ) 

分類 軟体動物門・頭足綱・八腕目(タコ目)・マダコ科
生息地域 日本からオーストラリアにかけての西太平洋
体長 10cm
体長10cmほどの小さなタコですが、唾液には強力な神経毒
「テトロドトキシン」という フグと同じ毒をもっており、噛みつかれる
と呼吸困難につながる麻痺を起すため、たいへん危険です。
獲物であるカニやエビなどの甲殻類にはこの毒は効きませんが、
もう一つの毒「ハパロトキシン」という甲殻類を麻痺させる毒も
持っており、これを海水中に放出することによって、獲物の動きを鈍らせて
捕食するようです。
刺激を受ける、危険が迫るなどで興奮すると現れる鮮やかな青いリング模様は
有毒であるということを敵に知らせる「警告色」といわれています。
このように毒で攻撃と防御に用いているためか、他のタコのようにスミを
まき散らして敵から逃げる必要がないため、スミを蓄える墨汁嚢は退化して
います。このヒョウモンダコの毒が効かない コウイカが天敵のようです。


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