アケールステラ

(イラスト / 川崎悟司  )
分類 棘皮動物門・ヒトデ綱・新星型類
生息年代 2億年後
生息地域 北米およびヨーロッパの広葉樹林帯
全長 5〜15cm
広葉樹の葉に擬態し、待ち伏せ型捕食者の道を選んだ
陸生 ヒトデの一種。名前はカエデの学名である「アケール」
と星を意味する「ステラ」から作られた造語で、
6本の腕の内固着用として進化した1本を使って枝から
ぶら下がり、木の葉に紛れて獲物となる昆虫を待ち伏せ、
裏返した胃で絡め取って捕食します。
また幹に傷を付け、樹液を染み出させて昆虫を誘き寄せる
個体も存在する事から、 両生類人の農家からは害獣として
扱われています。
その体は動物とは思えぬ程薄く、体表には葉脈状の突起
を設けている他、更には紅葉のシーズンに合わせて体色を
変える等、その擬態振りは徹底しています。
秋の終わりから冬にかけては落ち葉に混じって地面に降り、
樹の根元の土に潜って冬眠します。

(解説 / 孔明 )




★このページは「古世界の住人」の一部です。
検索などで来られた方は トップページへどうぞ。