ヤンバルテナガコガネ
  学名(Cheirotonus jambar ) 英名(Yanbaru long-armed scarab beetle ) 

分類 節足動物門・昆虫綱・甲虫目・コガネムシ科
生息地域 沖縄本島北部
体長 13cm
沖縄本島の北部の山地、山原(ヤンバル)の原生林にのみと
ごく限られた地域に生息する昆虫で、オスは前肢が異様に長いのが特徴です。
1983年に発見され、翌年に新種として記載、1985年に国の
天然記念物に指定されたとても珍しい昆虫です。これだけ発見が遅れた
のは本種の生息する原生林には世界3大毒蛇のひとつといわれる
ハブ が生息して危険なため、原生林に足を踏み入れることが
あまりなかったからでしょう。
幼虫は広葉樹の大木にあいた樹洞を棲みどころとしていますが、
ダムや林道などの開発による原生林が伐採で、その生息地が減少し、
絶滅が心配されています。
本種に近い仲間は中国大陸に生息しており、遠い昔に沖縄諸島が大陸と
陸続きであったことを伺わせます。


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