ズクロモリモズ(ピトフーイ) 学名(Pitohui dichrous )英名( Hooded Pitohui ) |
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分類 | 鳥類・スズメ目・モズヒタキ科 |
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生息地域 | ニューギニア |
全長 | 3〜6cm |
ニューギニアの固有種で鳥類でありながら皮膚や羽毛に 毒をもっていることが大きな特徴です。 ピトフーイ属には6つの種がいますが、特にこのズクロモリモズが 強力な神経毒をもっています。毒の主成分はステロイド系アルカロイド の神経毒「ホモバトラコトキシン」でこの毒は南米コロンビア産の ヤドクガエルにもあることで知られています。 毒は猛禽類やヘビなどの捕食者からの護身のために役立てています。 地域によっては毒性が確認されない場合や親鳥より幼鳥の方が 毒性が低いなどから、この毒鳥は自らの体で毒を生成するのではなく、 甲虫の食餌に、この毒成分が由来するといわれています。 この鳥が知られたのは1830年ですが、その毒性に気付いたのは 1990年と最近のことです。 |
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