ペガサス | |
(イラスト / ※ポロリ※ ) |
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分類 | 節足動物門・昆虫綱・直翅目・カマドウマ科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | ヨーロッパ・アフリカ |
全長 | 35cm |
カゼノリタケというキノコと共生する、カマドウマの子孫です。 暑い地表を避け、暗く湿った洞穴や、 イセキモドキや フォレストクラブの朽ちた甲の内側に住みます。 針のような口で、ただの水から植物、小動物、昆虫、宿主の居ない カゼノリタケ、弱った同種まで、あらゆる養分に吸い付きます。 背中のキノコはその養分の一部を貰う他、空気中から水分を吸収し、 大きく硬くなってゆきます。ちなみにキノコを生やすのはメスだけです。 夏のシーズンに交尾を行い、オス達はこの時点で息絶えます。 秋の満月の頃に、卵の入ったお腹を抱えたメスが大勢地表に出てきます。 夕方の涼しくなった頃に、たくましい後ろ足を使い、 はるか上空まで跳び上がります。そのままカゼノリタケを グライダーの様に使い、大空を何kmも滑空します。 カゼノリタケの翼部分から風に煽られ舞ってゆく菌が、飛行機雲の様に 空に筋を引き、夕日や満月に照らし出される光景は、 秋の風物詩になっています。 中央砂漠の上空を円を描くように滑空し、卵を産むに丁度いい場所を 見つけるまで何度も着地、ジャンプを繰り返します。 運良く暗く湿った場所を見つけたメスは、砂の中に卵を産みつけ、 そのまま息絶えます。その際、背中のキノコが卵に被さるようになり、 卵から孵った幼生はそのキノコを食べ、菌を体に付着させてゆきます。 しかし、風に乗れるよう体は極限まで軽くもろくに出来ているため、 殆どのメスは足がもげる、体力を失う、はたまた捕食動物に襲われる 等して、子孫を残せずに息絶えてゆきます。 (解説 / ※ポロリ※ ) |
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