イセキモドキ | |
(イラスト原案 / 流石兄 ) (イラスト / 川崎悟司 ) |
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分類 | 節足動物門・昆虫綱・甲虫目・イセキモドキムシ科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | ヨーロッパ |
全長 | 3〜4m |
この超巨大化した虫は、重い体重を支える為に、 他の昆虫には見られない、骨に似た器官を持つ。 そして、多大な負担がかかる足には特に、異常発達した 筋肉を持つ。そのため足が物凄く太い。 彼らは、外骨格を持っているため、体の構造上、ほとんど動かない。 と言うより動けない。成虫は、外骨格が物凄く硬いため、 敵に襲われることは滅多に無いが、食事の時以外動かない。 彼らは、このため、特殊な生活を送る。 幼虫時代、獲物がきそうな所で蛹になる。 羽化すると、体が硬くなり、まるで遺跡のようになる。 その後は、とにかく、獲物が自分の体の下を通るまでただひたすら待つ。 獲物が下を通ると素早く頑丈な下顎を伸ばし、噛み砕いた後ゆっくり 呑み込む。獲物が下を通らないときは、朝露などの水分で、 飢えをしのぎながら3ヶ月待つ。それでも獲物がこない場合、 餓死するしかない。また、 両生類人と共生する個体も多く、 両生類人に安全な住居として自分の体の下を提供する代わりに、 両生類人に、獲物を捕ってきてもらう。 このようにして、生き抜く場合もある。 (解説 / 流石兄 ) |