オオアゴテンレック | |
(イラスト / ※ポロリ※ ) |
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分類 | 哺乳類・テンレック目・テンレック科・ヨロイテンレック属 |
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生息年代 | 1億年後 |
生息地域 | アフリカ(マダガスカル) |
全長 | 90cm |
長い間大陸から離れ、独自の進化を続けるマダガスカルの中でも、 テンレックの一種は非常に栄えていた。 本種は、 シマテンレックの子孫、ヨロイテンレック属の中でも特に 大型の種である。 普段はうつ伏せで、柔らかい土壌や落ち葉の下を移動し暮らしているが、 夜、食事の時間帯にだけ、体を裏返し腹部を上面に向ける。 アゴの関節は特殊化しており、地表に口を向け150度近くまで 広げることか出来る。舌の先には、まるでネズミの様な形の器官が ついており、細かな動き、喉から出す高音域の鳴き声、フェロモンに いたるまで、完璧にネズミの真似をする。 氷河期の終わり頃、大陸から渡ってきたコウモリや猛禽類等を対象 とし、彼らが通りかかるのをひたすら待つ。 運良く発見され、舌先をエサと勘違いして近寄ってきた捕食者を、 口の回り全体に生えているヒゲで感知した瞬間に、口を閉じて捕らえて しまう。普段は死肉や昆虫、ミミズも捕食しているが、視力が退化して いるため、動くものを追うのは向いていない様である。 基本的に単独で暮らすが、繁殖の時期だけ超音波で仲間と交信し合い、 ツガイで木の根の下に穴を掘り、10〜15程度の子供を産む。 子供は3ヶ月ほど親と共に過ごし、親離れ後は体が大きくなるまで昆虫、 ミミズを捕らえて生きる。 体の大部分は鎧で頑丈に出来ているが、アゴ下や鼻先はひげを 生やすため無防備になっており、食事の時以外に捕食者に発見されたら 場合、大体が餌食になってしまう。 (解説 / ※ポロリ※ ) |
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