ナガハナヨツオコモリネズミ

(イラスト原案 / レサレサ  )
(イラスト / 川崎悟司  )
分類 哺乳類・後獣下綱・尾行目・四尾亜目・ヨツオコモリネズミ科
生息年代 5000万年後
生息地域 南アメリカのジャングル
全長 70〜90cm(尻尾と鼻を入れずに)
四尾類の代表的な種族で、4本の尻尾と長い鼻を持っています。
このため骨盤、特に腰椎のあたりが非常に堅固になっており
尻尾にかなり強い力がかかっても脊髄をいためないように
なっています。
彼らの遠い先祖の オポッサム は手足が短いので四肢よりも尻尾で
枝によくぶら下がりましたが、4本の尾を持つヨツオコモリネズミ
の仲間はそれがさらに発達して実質的にそれだけを使って移動して
おり、その結果後肢は退化し、前肢は毛づくろいや子供の世話など
に使用しています。
普段はゆったりと枝から枝へとぶら下がって移動し、伸縮性のある
長い鼻で木の実や新芽・虫をとって食べていますが敵に襲われると
この鼻も使ってアクロバットな動きをして逃走します。
また眠る時もこの尻尾をたばねて枝からぶら下がることで、
寝込みを襲われる危険を最小にします。
繁殖方法は有袋類と同じく約4匹の未熟児を産み落として
育児嚢で育てますが、雌雄でつがいを作り出産直後は雄が雌の
食物の世話をするなどかなり違うところも見られます。
なお同じ尾行目のサルに似たもの同士である「 ビエンモドキ
とは活動時間が昼と夜とで異なり(こちらは昼行性・
ビエンモドキは目が大きいことから夜行性と思われる)、
さらにこちらのほうがやや大型で植物食が強いことで
生息ニッチを分け合っています。

(解説 / レサレサ )

恐竜 化石
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