ポリュムニア | |
( イラスト / オパビニマニアJ ) |
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分類 | ウニ綱・ネオテニア目・ムーサディプリュールラ科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | 海洋 |
全長 | 20cm |
ポリュムニアは、
プルテウシーやプルテウスィマーなどと同様、ネオテニー によって幼生世代のまま、遊泳生活に移行した棘皮動物である。 吸いこんだ水を体後部から噴出して推進する方法に変わりはないが、 この水を貯蔵する器官が消化器官から独立したため、 効率的に推進力を得られるようになった。 体の表面には4〜6頭の小型の甲殻類、すなわちザフニアが共生している ことが多い。この種は、ポリュムニアと共に移動でき、また餌の残りを いただく一方で、ポリュムニアが敵に襲われたとき、前肢を振り回して その敵を追い払う。 ちなみに、このザフニアはミジンコの仲間(枝角目)より進化した関係 で単眼である。 ポリュムニアの名は、ギリシャの芸術をつかさどる女神たち「ムサイ」 のうち1人の名からとられ、その女神のつかさどるものは「多くの讃歌」 である。これは、繁殖期になると、この種が群をなしてすばらしい求愛の ダンスを踊る様子が、感動的でいかにも生命への賛歌をあらわしている ようにみえるところからつけられた。 ( 解説 / オパビニマニアJ )
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