プルテウシー | |
(イラスト / オパビニマニアJ ) |
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分類 | ウニ綱 クリスタルエビル科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | 暖かい浅海 |
全長 | 3cm |
ウニの仲間は、幼生時代は遊泳生活をし、生態になると 海の底で生活をするようになる。 ある時期、ネオテニィ(幼形成熟)によって、遊泳生活の まま一生を終えるタイプのウニが進化した。 さらにその遊泳タイプの中から特殊な生態へと進化したのが、 このプルテウシーである。 ある程度成長したプルテウシーは、遊泳する海生動物の 排泄物中のアンモニウムイオンに走性反応を示し、その方向に 向け勢いよく突進する。その際の推進力は、口から吸い込んだ 水をポンプ状の器官により肛門から勢いよく噴出することで得ている。 その勢いで、海生動物の皮膚に突き刺さり、そのまま抜けなくなる。 プルテウシーは、その動物の血を吸いながら、一生を終えることとなる。 ホストとなった動物が大型の場合は、ほとんどプルテウシーの影響を 受けない。しかし、小型の場合には、失血によりその動物は死にいたり、 プルテウシーも共倒れとなる。 ホストになる動物とめぐり合えない例も多く見られ、意外とこの寄生が 成功する確率は低い。 ネオテニィ:幼生(親と異なる姿)のまま、性的に成熟すること。 (解説 / オパビニマニアJ ) |
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