メタリカント

(イラスト / ひろうす  )
分類 爬虫類・有鱗目・メタリックアガマ科
生息年代 2億年後
生息地域 アフリカ(中央砂漠)
全長 50cm
トカゲ類は哺乳類のように液体の尿をしないなど、元々乾燥に
適した生き物であるが、このメタリカントは灼熱の砂漠の昼間
に行動する生き物である。
多くの動物は昼の高温を避けて砂の中などに隠れるが
メタリカントは全身を覆うウロコの角質が特殊に発達しており
まるで鏡のように日光の輻射熱を反射して体温の上昇を防ぐ。
別名は「砂漠のミラーボール」。
体は容積を大きくして体内に多くの水分を蓄えられるように
サボテンのような球形になっている。手足は指先だけが発達し
体から左右10本づつの指先が直接生えたような形になり
砂の暑さを避けるため、胴体は地面に触れないよう発達した爪で
体を持ち上げクモのように砂漠を走りぬける。
雑食性でサボテンなどを、鋭い歯のそろった強力な口でトゲを
一本づつ噛み切り肉質を露出させて食べる。また昆虫なども
好物であり、 ネットスパイダーを襲って水分を補給する事が知ら
れている。しかし、メタリカント自身も大量の水分を蓄えている
ため、よく捕食者に狙われる存在である。
また、このメタリカントの能力としては
カメレオンのようにある程度体色を変えられ、砂漠の蜃気楼の
ように風景に溶け込み姿を見えにくくすると言うものがある。

(解説 / ひろうす )

恐竜 化石
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