カギムシ
分類 有爪動物門・カギムシ目
生息地域 熱帯雨林や南半球の温帯地域
全長 1〜15cm
節足動物とミミズなどの環形動物の中間的な系統の位置にある
有爪動物に属する動物です。
有爪動物はカギムシ類 (Euonychophora) のみで
ペリパツス科 (Peripatidae)とペリパトプシス科 (Peripatopsidae)
に分けられ、世界で80種ほど知られています。
南半球の熱帯雨林にじめじめした地表や朽ち木の中などに生息し、
肉食性で口のそばにある粘液腺から白い糸状の粘液を飛ばし、
昆虫などの獲物に引っ掛け動きを封じて捕らえます。
有爪動物の現生種であるカギムシはすべて陸生ですが、
大昔に生息していた化石種の アユシェアイア ハルキゲニアなど
はすべて海生であり、多種多様に繁栄していました。

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