ハエトリ | |
(イラスト / オパビニマニアJ ) |
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分類 | 爬虫類・有鱗目・トカゲ亜目・ブラサガリカメリオン科 |
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生息年代 | 500万年後 |
生息地域 | アフリカ |
体長 | 15cm(尾の長さを除く) |
地球全体が寒冷化し、熱帯樹林が衰退する中、アフリカの大部分 を草原やサバンナが占めている。それら地域の低木を住処とし、 現代のカメレオンのグループから分岐して進化してきたのが、 この「ハエトリ」を代表とするブラサガリカメレオン科である。 クエレブレや ネオトリケラトプスが地上性で大型化したのに対し、 このグループはむしろ小型を果たした。 前肢の指の皮膚組織が、ちょうどは虫類から鳥類が進化したときと 同様羽毛化し、それがネット状になっている。 この部分からは、甘い香りを放つ粘性の液が分泌され、 これに誘われてきた昆虫を捕え、長い舌を伸ばして食べる。 頭部の周りのフリル状の飾りは、花を思わせる形になり、捕食行動時 には、色も花を思わせる鮮やかな色彩を取る。 ちなみに、カメレオン特有の体色変化能力は保持しており、 捕食時以外は全身を目立たないよう擬態をしている。ただし、 ほとんど移動する能力を持たずぶら下がった状態で一生を過ごすため、 身を守るすべはそれくらいしかもっていない。 (解説 / オパビニマニアJ ) |