ディノケファロサウルス  学名(Dinocephalosaurus orientalis

分類 爬虫類・双弓亜綱・原竜目・タニストロフェウス科
生息時代 三畳紀中期
生息地域 海(中国)
全長 3m
原始的な爬虫類、プロトロサウルス類の タニストロフェウスと同じく
首の長さが極端で胴体の2倍近くあるのが特徴です。
タニストロフェウスは半水棲または陸上生活者とされていますが、
このディノケファロサウルスは脚がヒレ状で、海中で生活していたと
見られています。
またタニストロフェウスの首の骨の数が12個で1個の骨が長く
なったものに対し、本種は骨の数が25個もあり、首は柔軟に
動かすことができたと考えられています。また首の骨の構造から
食道を広げることができ、獲物のイカや魚を海水ごと飲み込み、
また、獲物に近づく際に起きる波さえ飲み込んだと言われています。

追記:2017年2月。このディノケファロサウルスで胎生であったといわれる、
化石が発見されました。海生爬虫類の首長竜や魚竜、モササウルスは、
胎生と考えられ、爬虫類に胎生は珍しくはないのですが、その爬虫類のなかでの、
主竜類(カメ、ワニ、恐竜、鳥類など)では、はじめての胎生種となります。




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