アングラースパイダー

(イラスト / UME  )
分類 節足動物門・クモ目・ツリアゲグモ科
生息年代 2億年後
生息地域 アジア・オーストラリア
全長 10cm
フィッシングスパイダーの近縁種です。
主に海に近い環境に棲息し、岩場の潮溜まりなどでよく見かけます。
砂漠化した内陸に比べ食料を確保し易く、敵も少ないので繁栄出来ました。
昆虫の幼虫などを餌にして甲殻類や魚を釣り上げます。
ハゼイカを釣ったり イージスフィッシュに返り討ちにあったり・・・。
フィッシングスパイダーと生態はよく似ていますが、
最大の違いは腹部の片側に延びる突起でしょう。
オスにのみ有り、突起の大きさがセックスアピールになります。
何故片側にだけ飾り突起が延びるかは不明。
しかし、オス同志でメスを取り合う場合、釣り勝負で雌雄が決まる為、
突起の小さい個体にもチャンスが有ります。
メスに獲物をプレゼントする為です。
飾り突起を振るわせるアピールアクションはしますが
ハンドルとして回す事は構造上出来ません。
一見、突起部分を回すと糸を早く巻き取れそうに見えますが。

(解説 / UME )




★このページは「古世界の住人」の一部です。
検索などで来られた方は トップページへどうぞ。