ヤマ | |
(イラスト / マダラ ) |
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分類 | 節足動物門・昆虫綱・蜻蛉目・獣脚ヤンマ科・トラヤンマ亜科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | 北部森林 |
全長 | 120cm |
高度に進化した飛行生物にニッチを奪われた蜻蛉目の一部が、 地上に適応することによって進化した獣脚ヤンマの一種。 体躯は著しく巨大化、脚の内一対は消失し、羽は走行時の スタビライザの役割を果たす物に変わっている。 密林内、しかも夜陰に乗じて獲物に奇襲をかける上、 仮にそこで逃しても追撃は続く。背の高い樹木を登り、 蹴り、地面として、三次元的に獲物を追い詰めるのである。 また前脚は左右に広げることも可能で、猫科の猛獣のように 捕らえた獲物をしっかりと抱え込むことを可能としている。 外殻は他の巨大化した昆虫に比べると薄いが、脊椎動物とは 組成の異なる内骨格状の組織を発達させており、機動性は極めて高い。 これによって地上に適応したものの、森林内では飛行生物すらも 捕食するようになったのは、進化の皮肉と言うものだろうか。 コンパクトだが非常に合理的な言わば機械のような脳構造を している昆虫の脳を更に発展させており、獲物を仕留める為に 2〜3頭で一糸乱れぬ連携を行うこともある。 総合的な狩りの成功率は60〜80%に達する。 卵生で、昆虫同様の変態する特徴は残っており、ヤゴのような 幼生は沼地に生息している。 子育てという概念とは若干違うが、ねぐらや休息地点を沼地付近に 選ぶことが多く、同族の幼生を守る習性がある。 (解説 / マダラ ) |
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