ツノナシオハラエビ  学名(Rimicaris exoculate ) 

↑熱水噴出口に集まるツノナシオハラエビの大群
分類 節足動物門・軟甲綱・十脚目・オハラエビ科
生息地域 大西洋中央海嶺の熱水噴出域(水深1600〜3700m)
体長 6cm
大西洋の南北を走る海嶺(海底の裂け目で活発な火山活動のある海底山脈)の
熱水噴出域に生息するエビの仲間です。海底に熱水が噴出するところ(チムニー)
の周りに大群で渦を巻くように泳ぎまわっています。
殻の内部やエラの周囲に棲みついた硫黄酸化細菌を食べて生きており、
その食糧である硫黄酸化細菌を増やすため、バクテリアが育つ海底から
噴出する硫化水素を含んだ熱水の近くに生息しているわけです。
目はありませんが、背中に目が変形した光と熱を感知する器官があります。
海底から噴出する熱水は400℃もあるため、これに触れると焼かれてしまう
ためこの背中の器官でその危険を感じとっています。


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