トワノオロチ | |
(イラスト原案 / りゅう ) (イラスト / UME ) |
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分類 | 爬虫類・有鱗目・ヘビ亜目 |
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生息年代 | 1億年後 |
生息地域 | オーストラリア |
全長 | 5〜7m |
漢字で書くと「永久の大蛇」 グリーンパイソン等の樹上性ニシキヘビを祖先に持つ大蛇で、 毒は無い。ヘビは獲物を丸呑みにする事でそれに含まれる栄養を 効率よく吸収できるが、大きすぎる餌を呑んだ時は、 吐き戻してしまったり、飲み込む前に捕らえた獲物を諦めてしまう ことも時にはあった。 トワノオロチは、肉を引き裂くためのサーベル剣歯を発達させる事で その点を解決した。 この牙は、口を閉じているときはクサリヘビの毒牙のように 折り畳まれているので、外からは見えない。 また、後頭部の角のような突起は、アゴの力を強めるために 筋肉が発達したもの。図のように、本種も現在のニシキヘビと同じく メスが卵を抱くが、他の動物から見ればこの卵は美味しいご馳走なので、 子孫を守るために、1匹の抱卵するメスに対して、4匹前後のオスが 護衛についている。オスは捕らえた獲物や返り討ちにした卵を狙う動物を メスに貢ぎ、メスに気に入られたオスは次回の繁殖の際、交尾のチャンスを 与えられるのだ。 今も未来も、人も蛇も、男に苦労は絶えない!! (解説 / りゅう ) |