ステルスキャンサー | |
(イラスト原案 / 中華的熊猫 ) (イラスト / 川崎悟司 ) |
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分類 | 節足動物門・甲殻綱・長尾目・ニンジャエビ科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | 海洋 |
全長 | 100cm(腕の長さ150cm) |
強い遊泳能力を持つ捕食性のエビの仲間で、 ステルス戦闘機を思わせる胴体、巨大なハサミ状の捕脚、 平たくオールのように進化した歩脚が特徴。 甲羅には頭足類のそれのように発達した色素胞が詰まっており、 ある程度周囲に合わせて身体の色を変える事が可能。 また、捕脚の関節はボールグリップ状に発達しており、 270度回転させる事が出来る。 遊泳中、無防備になる腹部は、装甲状に発達した尾(腹部) で包み込むようにして防御している。 普段は捕脚を甲羅にたくし込み、オール状の歩脚で水を掻き ながらゆっくりと泳ぐ。そして獲物を見つけると身体の色を 周囲に合わせて変化させ、忍び寄って獲物の背後に回り、 ハサミを打ち込んで一瞬のうちに捕殺、餌食にする。 自分より小型の生き物なら殆ど何でも食べるが、中でも クラゲが好物。 卵生で、一度に100〜200個の卵を、孵化寸前まで体内に留めた後、 砂浜に上陸して穴を掘って埋め、太陽熱による刺激で孵化させる。 孵化した幼体は色素胞が未発達な事とハサミ脚が無い事以外は殆ど 親に似た姿で、卵から出て間もなく独り立ちし、波に乗って外洋に 出た後、プランクトンなどを捕食して大きくなる。 外殻が非常に丈夫な為、顎の強力な大型の捕食者以外に 襲われる事は稀だが、遊泳用の歩脚やハサミ脚を強く刺激すると トカゲの尻尾切り宜しく切り離して逃げる習性があり、その為、 脚を食いちぎり、食べようとする熟練の捕食者達によく狙われる。 因みに、食いちぎられた脚は脱皮を繰り返す事で再生する。 (解説 / 中華的熊猫 ) |
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