タツノオトシエビ(シルバードラゴン) | |
( イラスト / 自然派 ) |
|
分類 | 節足動物門・甲殻綱・シルバースイマー目・アームテール科 |
---|---|
生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | 地球海(熱帯の浅瀬) |
全長 | 20〜60cm(尾部を含まない) |
2億年後の海で栄えたシルバースイマー類の一種。熱帯地方に 主に海藻の茂みなどに多く棲み、種類もたくさんいる。 尾が非常に長いのが特徴で、先端部のつめのような突起を自在に 動かし、ものをつかむことができる。普段はこれで岩などをつかみ、 流されるのを防いでいるが、貝、ゴカイ、生物の死骸など食べもの を探す時にも利用する。 他のシルバースイマー類とちがい、遊泳能力は著しく低く、 また泳ぐ時も常に直立である。またメスはオスの腹部に産卵し、 オスは孵化するまで卵を抱きかかえている。これはその遊泳能力 の低さからあまり広範囲を移動できず、オスとメスの出会う確率が 低いためメスはオスに卵を托し、いつでも交尾できる状態にするため である。その姿形、泳ぎ方、繁殖方法と現在のタツノオトシゴに似ている。 一見すると海藻そっくりなので、敵に襲われることはあまり無いが、 万が一襲われた時は長い尾を武器に戦う。しかし、あまり強烈な一撃を 与えることは出来ず、効果が無いことも多い。 タツノオトシエビはオスの方が大きく、繁殖期にはメスを巡って 激しく争う。この時も長い尾が武器となる。 ( 解説 / 自然派 )
|
★このページは「古世界の住人」の一部です。
検索などで来られた方は
トップページへどうぞ。