サムグリッパー | |
( イラスト / オパビニマニアJ ) |
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分類 | 両生綱・無尾目・アマガエル科 |
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生息年代 | 500万年後 |
生息地域 | 南アメリカ |
体長 | 3,5cm |
サムグリッパーの祖先種は、樹上生の
アマガエルの仲間であった。 滑空により直接樹間を移動するために、後肢の水かきを大きく発達させた。 その大きく広がった水かきを支えるために、前肢で後肢の第一指 (親指:thumbにあたり、これが種名の由来である)を保持し、滑空を行う。 保持のために前肢は握る力も強くなったが、飛翔以外の役に立たなくなった 後肢の代わりに、木の枝などにとまるときにも、その握力が使われるよう になった。しかしながら、その進化の過程により、ほとんど歩行能力は 失われ、誤って地面に落ちた個体は、すぐ近くに木があって、それに よじ登れない場合は、容易く捕食されてしまう。 また、サムグリッパーは、カエルの中でも珍しい植物食性を獲得した種である。 生息する森の中に実る木の実などを主に食べて生活をしている。 ( 解説 / オパビニマニアJ )
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