サーフィンUSA

(イラスト /  RIBON-Y )
分類 哺乳類・ウサギ目・ウサギ科
生息年代 2億年後
生息地域 北アメリカ(地球海沿岸)
全長 50cm
2億年後の地球海沿岸。
広大な地球海を流れる長大な海流。
叩きつける大波は、あらゆる生き物を寄せつけない。
しかし、この生き残った数少ない哺乳類の一種が、
強力な捕食者から身を守る為に逃げ込む場所は、
地球海から叩き付ける大波である。
後脚の踵から先は板状に扁平足となり、
巧みに大波を乗りこなすサーフボードと化したのである。
後脚のツメはサーフボードのフィンの役目を果たす。
適格に波を捕らえる為に、眼は前方に寄り、立体視が可能となっている。
視野が狭くなったが、捕食者を察知する為の聴力も発達している。
また、波の上でバランスを取る為に鎖骨が発達し、
肩が柔軟に動く様に進化した。
前脚は人類の腕と同等に器用に動かせる様になったのである。
サーフィンテクニックは人類の一流サーファーを凌駕し、
巧みに波頭を攻め、ターンを切り、一日中波に乗る事が可能である。

相変わらず草食で多産である。
視力に頼っている為、昼行性である。
体毛は本来純白であるが、草や花でカラフルに染める事も多い。
これは異姓へのアピールと考えられるが、
体毛を乾きやすくする効果もあるとも言う。
昼間は巧みに波乗りをして捕食者から逃げ切るが、
夜中に巣穴で捕食されるケースが目立つ。

名前は「さーふぃん うさ」と読む。
駄洒落では無いか!
とのツッコミにも関わらず、そそくさと命名されてしまった。

(解説 / RIBON-Y )




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