パイパバロン

(イラスト / オパビニマニアJ  )
分類 軟体動物門 腹足綱 ミミガイ科 リクアワビ属
生息年代 5000万年後
生息地域 アジア
体長 8cm
陸に進出したアワビの子孫である。
殻にあいている孔の部分が長く伸び、細長くなっている
ところから「パイプ」+「アバロン(アワビ)」で、
このように名づけられた。
このパイプ構造の中には、少量の体液がたまり、
陸での呼吸を助けている。本来この孔からは、排泄や卵や
精子の放出を行っていたが、その働きは体後部に
別の総排泄口に移された。また、軟体部は、表面が皮の
ようになり、水分の損失を抑えるようになっている。
彼らは、薄暗い森林で、木の幹や落葉層に生じる菌類等を
食べて生活をしている。
パイプ構造は、その間に小枝や落ち葉が挟まることによって
カモフラージュに役立っているほか、呼気によりある周波数
の音を出している。この音には、どうやらパイパバロンを
捕食する動物への忌避効果があるようである。

(解説 / オパビニマニアJ )

恐竜 化石
ティラノサウルス・恐竜なら化石セブン




★このページは「古世界の住人」の一部です。
検索などで来られた方は トップページへどうぞ。