オシリダケ | |
( イラスト / 川崎悟司 ) |
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分類 | 軟体動物門・介殻亜門・二枚貝綱 |
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生息年代 | 500万年後 |
生息地域 | 深海 |
体長 | 10cm前後 |
深海の海底に固着する二枚貝の仲間だが、貝殻は退化し、 その姿から、「お尻茸」と呼ばれている。 エラの表面には硫黄分を有機物に変えるバクテリアが寄生 しており、その有機物をエサにしている。おもに 深海の水圧と低温によって維持されたメタンハイドレード層 に生息し、体熱によってメタンハイドレードを融解し、 メタンガスを放出させることで知られている。 500万年後の世界はとても寒冷な時代だったが、 このオシリダケの大繁殖した時期があり、強力な温室効果の あるメタンガスが大量に放出されて世界規模で急激な高温化が 起こった。これにより大洪水など大規模な自然災害が起こり、 あらゆる生物種に大きな打撃を与えた。(オシリダケ事変) ( 解説 / 川崎悟司 )
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