オニチョウチンゾイ | |
(イラスト / アタワルパ ) |
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分類 | 魚類・硬骨魚綱・条鰭亜綱・カジカ目・フサカサゴ科 |
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生息年代 | 500万年後 |
生息地域 | 海 |
全長 | 50〜100cm |
ソイが進化した生物。夜行性で
ミライワシなどの魚類や甲殻類を 捕食する。夜間は本来昼行性の魚も警戒心を解いて泳ぎまわって いるので、えさは意外と豊富。 群れは作らず、一匹一匹で縄張りを持つ。祖先と同じくあまり泳ぎ は達者ではなく、獲物を追いかけて捕まえるのは難しい。 だから夜間に岩陰で獲物を待ち伏せする。ここで役に立つのが 背中の発光器である。普段は発光していないか、ぼんやりした光しか 発さないが、獲物が接近すると強力な光を放ち相手の目をくらます。 こうすることで、より大型の魚も襲える。また、発光するとき目に 光を遮断する膜が張られ、本人は影響を受けない。しかし、 この発光でより大型の捕食動物に発見される危険性があるため、 獲物を捕まえた後は全力で近くの障害物に潜り込む。 仮に見つかった時は目の上の角のような突起物の先から発光液を出す。 これは敵への威嚇に使える。また発光器は自切できるため、 発光させたまま切断し、敵の注意をひきつけることも可能。 また発光器は再生できる。色彩変異が多く、生息地域によっては 別種かと思うほど体色に変化が出る。 ※イラストの固体は昆布の多い岩礁帯に住む固体という設定で着色しました。 (解説 / アタワルパ ) |