ニシキソウゲンガニ | |
(イラスト原案 / Yddit ) (イラスト / ひろうす ) |
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分類 | 節足動物門・甲殻綱・十脚目・ソウゲンガニ科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | 南極・オーストラリアの草原地帯 |
甲長 | 30cm |
草原に生息する陸生カニ類の一種。主に草を食べる。 呼吸に水を必要とせず、幼生期を卵の中で過ごし稚ガニとして 生まれてくる。 足は良く発達しており、長距離を走ることが可能。 ハサミを甲の窪んだ部分に引っ込めると全体として滑らかな形となる。 右のハサミは草を刈り取るために、左は敵を撃退するために特化した。 右目は走行時に前方が見られるように、背甲の右側中央に移動している。 雨季は緑で乾季は赤く、このように色が変化することと、色鮮やかな ことからニシキ(二色、錦)の名が付いた。 このカニは群れで行動するが、特に乾季になると数億〜数千万匹の 大集団となる。 このとき、赤い体色と移動によって巻き上げられた粉塵で、まるで 火事が起こったかのように見え、停止しているときもハサミを振りまわす ので火が踊っているように見える。 雨季の緑色は草原に紛れるのに効果的。季節の変わり目には脱皮して色が変わる。 ある種の動物は、ニシキソウゲンガニの鮮やかな甲殻を装飾的に利用するため、 このカニを捕獲することがある。 (解説 / Yddit ) |
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