ムカデエビ   目名(Nectipoda ) 

分類 節足動物門・甲殻亜門・ムカデエビ綱・ムカデエビ目
生息地域 カリブ海、カナリア諸島、西オーストラリアの沿岸部の洞窟
全長 1,5〜4cm
ムカデのような姿をした珍しい特殊な甲殻類です。生息地もごく限られた
場所で、海水と陸水が入り混じる沿岸部の洞窟に生息しています。
またカリブ海、アフリカ大陸の北西に位置するカナリア諸島、西オーストラリア
の洞窟とそれぞれ遠く離れた場所で発見されています。このような隔離分布の
理由は現在、生息するムカデエビの3か所の沿岸部は大昔に大陸移動によって
消失したテチス海に含まれており、そのテチス海で広く分布していたムカデエビの
生き残りとも言われています。
最近のDNΑ解析の研究により、甲殻類のムカデエビは昆虫と近縁であることが
わかり、従来のムカデなどの多足類から昆虫が派生したと言われていましたが
この研究の結果で昆虫は多足類よりも甲殻類に系統的に近いことがわかりました。

ブログ記事(昆虫の起源と繁栄)


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