メリコイドドン(オレオドン)  学名(Merycoidodon
分類 哺乳類・クジラ偶蹄目・ラクダ形類・メリコイドドン科
生息年代 古第三紀 始新世後期〜漸新世前期
生息地域 北アメリカ
全長 1m
メリコイドドンは世界が寒冷化に向かい、熱帯雨林は減少、
そして草原が拡大した頃に登場しました。柔らかい木の葉を
食べていた熱帯雨林の草食動物は勢力がしだいに衰え、
草原の硬く消化しにくい植物を食する草食動物が繁栄しました。
メリコイドドンはその時代の初期の草食獣で最も繁栄した動物です。
硬い草をよく噛む為、下アゴはがっしりしていました。
メリコイドドンは「反すうする歯」という意味で当初は
反すう動物と考えられましたが、現代はそう考えられていません。
後に「反すう」によってより効果的に草を食することのできる
現代のウシやキリン に続く草食獣が繁栄し、メリコイドドンは
しだいに姿を消してしまいました。




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