キャノリーエイピートル

( イラスト / UME )
( イラスト原案 / 鋼の翼 )
分類 節足動物門・昆虫綱・甲虫目・カミキリムシ科・ナキサルムシ亜科
生息年代 2億年後
生息地域 アフリカ
全長 30cm
ナキサルムシ亜科は草原に適応した 「ランダーエイピートル」
系統から比較的初期に分化した種類で、ランダーの肩の部分に
あたる2対の脚の関節部分にやすり状の発音器官があり、
ここをスライドさせて音を出す事ができる。
その中でも本種は特に発音器官が発達しており、大きな音を
出す事に特化している。
肩の部分の2対の脚は前方を向いた砲塔のような形に変化しており、
根元の関節にはやすり状の発音器官を持つ。
本種の特異な点はここからで、内部が空洞の共鳴室となっていて
音を増幅・丈夫な弁の間を通し砲口から音波を放射する。
そのため音波は前方に強力な指向性を持ち、小型の昆虫や脊椎動物が
至近距離で浴びると失神する事もある。
この武器は狩りや外敵への反撃に使われるほか、繁殖期にはオス同士
の威嚇ディスプレーにも使われる。
ただしこの発音器官が邪魔になるため、飛翔力や活動範囲は
ランダーより劣る。
両肘に耳を持ち、外骨格の突出部は哺乳類の耳介のように音を
集めて鼓膜に伝える役割を持つ。
また「砲撃」時は腕を伸ばしてこれで耳を塞ぎ、自分が放った
音波でダメージを受けるのを防ぐ。
又広い視界を確保するため、左右の複眼が大きく中央で合わさって
いるのも特徴。外敵をいち早く察知する能力に長けた種と言える。

( 解説 / 鋼の翼 )

恐竜 化石
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