クテノタワー

( イラスト / オパビニマニアJ )
分類 有櫛動物門・フウセンクラゲ目・ムレツリガネクラゲ科
生息年代 5000万年後
生息地域 深海
全長 300cm
21世紀のはじめ、固着性の有櫛動物(いわゆるクシクラゲの仲間)が
深海で発見された。長い柄の先端に本体がついた体の構造を持つ。
同様の生態で、群体生活を営む種がみられる。クテノタワーである。
長くの伸びた柄のあちこちから本体が出芽によって生じ、長く伸ばした触手
によって、プランクトンからかなり大型の甲殻類やクラゲなどを餌として
捕食している。
このクテノタワーの周りには、この触手を利用して身を守る生物や
クテノタワーの出芽した幼生を食べる生物が集まり、いわゆる一つの
生態系の体をなしている。そのため、生物の少ない深海底において、
生物密度が高いところから別名「ツリーオブライフ」とも呼ばれている。
 なおこの種は、発見されていなかっただけで、近縁種がかなり昔から
存在していたという説もある。

( 解説 / オパビニマニアJ )

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