クックリ 学名(Saltoposorex avipes ) | |
(イラスト / 中華的熊猫 ) |
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分類 | 哺乳綱・食虫目・トリアシジネズミ科 |
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生息年代 | 500万〜1000万年後 |
生息地域 | アジア、アフリカ、ヨーロッパの温暖な地域 |
全長 | 30〜40cm(但し長さ15〜20cmあまりの尾を含む) |
ジネズミ類から進化した小動物で、発達した後脚と角質で 覆われた長い吻が特徴。強い跳躍力を持った後脚とは 対照的に、前脚は全く退化している。後脚を揃えて跳躍する事も、 鳥のように交互に脚を動かして歩く事も可能。 下生えが密生した地域に小規模の群れで棲息する。 主食は地中のミミズや昆虫の幼虫。角質で覆われた吻で地面を 突付きまわって餌を探す。彼等の吻の先端には鋭敏な神経系が 集束しており、獲物が発するごく僅かな生体電気を感知する事が可能。 天敵に対しては、その力強い脚で走って逃げる以外に防御法を持たず、 数多の肉食動物に常に付け狙われる、 生態ピラミッドの底辺を為す存在。獲物としては全く手頃で ある為に、彼等が捕食者から受ける圧迫はかなりのものであるが、 それを多産(一産10匹前後)と早い成長で補っている。 因みに学名は「鳥の脚を持った跳躍する食虫類」の意。 (解説 / 中華的熊猫 ) |