ホエールヘッド・モーレィ(クジラウツボ) | |
(イラスト / 中華的熊猫 ) |
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分類 | 硬骨魚綱・ウナギ目・オオゼキウツボ科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | 海洋(沿岸部を好む) |
全長 | 10〜18m |
ウツボから進化した大型の海洋生物。 大多数のウツボ類が大型の捕食性生物の生態的地位を獲得する中、 この種は海の底に住む微細な生物、特に砂の中に潜む動物性プランクトン (他に海底に産み落とされた様々な魚介類の卵、沿岸部の砂地に好んで 生息する小さなエビ類など)を餌にする方向に進化した。 大きく発達した頭部と、細かく板状に変形した多数の歯が特徴で、 この頭部を砂地に突っ込んで砂ごと小動物を口に含み、舌と歯を器用に 用いて砂と水だけを吐き出して食べる。 底棲の微細な生物を食べると言うその習性から、表層や中層のプランクトン を捕食する濾過食の生き物とは巧く棲み分けが出来ているようだ。 動きは非常にゆったりとしており、移動中に動きの素早い捕食者に 襲われる事も珍しくないが、その際は弾力性に富んだ、 頑丈で分厚い皮膚が身を守る頼みである。 卵胎生、体内受精。一度の出産で10〜50匹の子供を産み落とす。 子供は腹部の卵黄が失われるまでの数週間は何も食べずに過ごし、 卵黄が無くなる頃には親と同じモノを食べ始める。 (解説 / 中華的熊猫 ) |
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