カトピテクス  学名(Catopithecus browni 
分類 哺乳類・霊長目・真猿亜目・プリオピテクス科
生息時代 古第三紀(始新世後期)
生息地域 北アフリカ(エジプト)
体長 cm
現在、霊長類にはキツネザルなどの「原猿類」とそこから
進化した「真猿類」と2つのグループに分けられますが
この「カトピテクス」はもっとも初期に現れた真猿類です。
真猿類の共通する特徴は眼窩の奥に「眼窩後壁」と呼ばれる
骨の壁があり、眼球を固定するソケットをつくりました。
現在の真猿類の眼球には「フォベア」と呼ばれる視細胞の集まり
があり、視界の中心の視力が大幅に上がりました。そのため、
視界の中心がぶれないために眼窩後壁で眼球を固定する必要が
あったといわれています。
カトピテクスが現れた時代は寒冷化が進み、エサである果実が
なる森林が減少していきました。そのため視力を発達させて
食べ物を効率的に見つける必要があったと考えられています。

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