カスピトラ  学名(Panthera tigris virgata


分類 哺乳類・食肉目(ネコ目)・ネコ科
生息年代 第四紀(1970年代絶滅)
生息地域 中央アジア(カスピ海周辺、アフガニスタン)
体長 2m
トラの絶滅した亜種です。
学名にある「virgata」はラテン語で「シマ」という意味でトラの
中ではもっともシマの数が多く、もっとも大型のトラでした。
基本的に夜行性でしたが、北部ではカスピ海沿岸の低地林や湿地帯で
昼間でも行動をしていました。泳ぎも10kmもある大きな川を渡る
ほど得意でした。
カスピ海沿岸の人々はこのカスピトラが人にとって害を及ぼすことは
ないとわかっていましたが、カスピトラの毛皮は100万円以上の高値
で取引されることや、骨は薬や精力剤になることがわかると状況は
変わり、乱獲されるようになりました。それからカスピトラの個体数は
激減し、1958年最後の1頭の存在を報告された以降、
姿を見せなくなりました。

恐竜 化石
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