カロカクク

(イラスト / ひろうす  )
分類 鳥類・霊長鳥目
生息年代 1億年後
生息地域 南極森林・ヨーロッパ
身長 150cm
カラスの仲間から四足歩行鳥類、樹上性霊長鳥類を経て
知的生命体に進化した鳥類。
一時は全世界的に分布したが、高温乾燥化に伴い生息域を狭め
一億年後の現在、絶滅は時間の問題と思われる。
半地上性の生活をしており、住居は樹上に、交尾用の「あずまや」
を地上に建築する。あずまやは独特の装飾を施されたもので、権力者の
場合には周囲100メートルに達する巨大な「宮殿」を造ることもある。
総排泄孔のそばに育児嚢を持ち、殻の柔らかい卵を一度に一個産卵し
育児嚢内で孵化させる有袋鳥類。幼体は親の体温により、安定した環境
を得て脳の十分な発達を得ることが出来、知的生命に進化した。
脳容量は成体でおよそ1,000CC。孵化した雛はそのうから
分泌される「ミルク」で育てる。
食性は雑食で爬虫類の肉を好み、草食性のトカゲを飼育して好んで食する。
彼らの文明は金属器、簡単な機械製作ぐらいに留まり、その進歩はもっぱら
芸術方面に限られる。彼らはヒト族よりも色彩感覚や空間把握に優れ
その文化は絵画、彫刻、ダンス、音楽、建築など多岐にわたり、
多くは彼ら自身の感性に訴える抽象的な形状と色彩、リズムによるものである。
また好んで体の羽毛に装飾をしたり、染めたり化粧をする文化を持つ。
「カロカクク」と言う名称は人間など他種による命名でなく
彼ら自身が彼らのことを言う呼び名に基づく。ただし、人間の発音では再現度
が低く彼らには言語として通じない。彼らの言語は超音波領域まで含み、
たとえば人間にはまったく同じに聞こえる「クエエ」が彼らの間では
10種以上の違う語彙を持っていたりする。

(解説 / ひろうす )

恐竜 化石
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