ヒデリガミネズミ(旱神鼠)

(イラスト / 川崎悟司  )
分類 哺乳綱・後獣下綱・尾行目・ヒデリガミネズミ科
生息年代 5000万年後
生息地域 南アメリカの砂漠地帯
全長 30〜100cm
氷河期のころ、地底に逃げ込んだ尾行類の先祖が地底に適応した姿です。
当時広がっていた砂漠に適応して、腎臓は獲物の体液から取れる水分だけ
でもやっていけるように発達し、汗腺は退化して体温は変動しやすい
など爬虫類に似たところもあります。
四肢は完全に退化しており痕跡すらありませんが、長いしなやかな体
と強靭な尻尾を使って数m以上飛び掛ってくることもあり、
また視力は悪くても嗅覚と振動、さらに獲物の体温を敏感に感じ取る
ことができ、さらには毒もあるので注意が必要です。
普段は砂漠の砂の中に隠れ、鼻で砂を後ろに押しやり尻尾で跳ね飛ばし
ながら進み、獲物が近づくと飛び出て襲い掛かったり、地中にある
巣穴の中に入り込んで獲物を捕らえます。
なおネズミの仲間が進化した ホビットたちは、人間が蛇を嫌う以上に
大変この生物を恐れており、そのため「熱砂に住む旱魃の魔神」
として神話にも登場します。

(解説 / レサレサ )




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