ハイイロペリカン 学名(Pelecanus crispus ) 英名(Dalmatian pelican ) |
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分類 | 鳥類・ペリカン目・ペリカン科 |
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生息地域 | ユーラシア大陸(アジア、ヨーロッパ) |
翼開長 | 2,5〜3m |
翼を開くと3m近くにもなるペリカンの最大種で、体重も空を飛ぶ鳥としては もっとも重い10〜13kgにもなります。 東アジアから中央アジアで繁殖し、冬にはインドや中国に南下します。まれに 日本にも飛来することもあるようで、古くから観測されており、古書に ガランチョウ(伽藍鳥)と呼ばれていた記録があるそうです。 ペリカンは長いクチバシにその下に伸びる大きな喉袋がよく知られている特徴ですが、 これで、魚などをすくって、クチバシの間から水を吐き出して、魚などを胃の中へ 流し込みます。親鳥がヒナの待つ巣にエサを運ぶ時は喉袋ではなく、胃の中に収めて から運び、ヒナが親鳥の口の中に頭を突っ込んで、消化しかけた魚などをもらいます。 このような給餌の様子からヨーロッパでは 「自分の胸に穴を開けてその血を子どもに与え、育てる」というあらゆる動物の 中でも子孫への強い愛をもっているという言い伝えがあり、これが自己犠牲のキリスト に重なるとして、ペリカンはキリスト教のシンボルにもなっています。 |
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