ギルガメ

(イラスト / ひろうす  )
分類 爬虫類・カメ目・スッポン科
生息年代 5000万年後
生息地域 アジア、ヨーロッパ
体長 40cm
スッポンの多くは温暖な地域に生息するが
寒冷化に伴い、長期氷に閉ざされる沼地のスッポンは
水中で活動する必要に迫られ、咽頭部の粘膜で水中の酸素を
取り込む咽頭呼吸の能力を発達させ、鰓状の呼吸器官を
備えるようになった。
鰓(ギル)を持つガメ(スッポンの別名)のため、この名称で呼ばれる。
低水温でも活動でき、水中を泳ぎ小動物を捕食する。
脚がヒレ状に発達し、泳ぎはかなり早く現生のペンギンに似た泳法を行う。
甲羅は退化しているが、後部が伸びて安定翼の働きをしている。
肺呼吸もまだ可能であるがあまり水上に出ることはなく、
ほぼ完全な水棲。海水にも一部の適応例が見られる。
温暖な季節に浅い水中に産卵する卵生繁殖。

(解説 / ひろうす )




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