エゾオオカミ
学名(Canis lupus hattai ) 英名(Ezo Wolf ) 

分類 哺乳類・食肉目(ネコ目)・イヌ科
生息年代 第四紀(1900年頃絶滅)
生息地域 北海道、樺太、千島
体長 120〜130cm
おもに北海道に生息した ハイイロオオカミの亜種です。
1頭のオスとメスを中心にその子供と7〜13頭で行動し、
おもにエゾシカを獲物にしていました。
古来からアイヌ民族から「ホロケウカムイ(狼神)」と呼ばれ
恐れながらも、神として崇められていました。
しかし明治以降、入植者が毛皮や肉目的にエゾシカが乱獲し、
獲物を失ったエゾオオカミは入植者の牛馬などの家畜を襲うように
なりました。そのため害獣扱いにされ、生肉に毒を仕込むなどして
毒殺し、駆除のための高額な賞金も掛けられました。
そして、1879年の大雪による飢饉も重なり、回復できない
個体数までに激減し、1900年頃に絶滅したといわれています。

ブログ記事(神獣なき日本の森)




★このページは「古世界の住人」の一部です。
検索などで来られた方は トップページへどうぞ。