ディプロカウルス
 学名(Diplocaulus salamandroides ) 中国名( 笠頭螈)

分類 両生類・空椎亜綱・ネクトリデア目・ディプロカウルス科
生息年代 ペルム紀前期
生息地域 北米
全長 60cm
ディプロカウルスは空椎類という仲間に属し、これは
カエルやサンショウウオといった両生類の祖先または
その仲間であると言われています。
これまでに幼生から成体までの化石か多数、発見されており、
成長するにしたがって頭がどんどん左右に広がりをみせ、
ブーメランの形になっています。なぜ、このような特異な頭部
をしていたかは、いろいろな説がありますが、その1つに
左右に広い頭部のため捕食者が飲み込めなかったという防御の
ためとか、この頭部は翼の役割を果たし、川の流れを泳ぐとき
浮力を生じさせたとする説もあります。
脚が貧弱なうえ、この大きな頭をもちあげて陸上を歩くのは
困難なため、また目は頭上に位置することから、これは生涯
のほとんどを川床で生活していたことを物語っています。




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