ディアトリマ
 属名(Diatryma ) 中国名(不飛鳥)
分類 鳥類・ツル目・ディアトリマ科
生息年代 第三紀前期
生息地域 北米・ヨーロッパ
体高 220cm
6500万年前、恐竜が絶滅した後、陸上生態系の中で恐竜が
占めていた強力な肉食恐竜の地位が空白になりました。
その隙間に入り込み恐竜の役割を肩代わりしたのが「恐鳥類」と
よばれる巨大な肉食鳥といわれています。
大きなクチバシと鋭い鉤爪を持つことから肉食と言われていますが
クチバシは硬い種子の殻を割ったり、植物をついばんだりと
ディアトリマは草食動物という見方もあるようです。
ディアトリマは肉食哺乳動物の出現によって、卵を食べられ
獲物となる小型、中型哺乳類の奪い合いに負けて、しだいに
姿を消していったといわれています。
近年、ヨーロッパの恐鳥類「ガストルニス」がディアトリマと同じ種
という意見があり、後から学名がついたディアトリマは無効名とも
いわれています。

ブログ記事(恐鳥類〜それは竜の残光)




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