ディノオルニス

(イラスト / 田部浩介   )
分類 鳥類・スズメ目・カラス科
生息年代 500万年後
生息地域 ユーラシア、南米、北米
全長 4m
元々カラスは人類が住む都会にも容易く住みつける適応力と
高い知能を持つなどゼネラリスト(万能選手)としての素地があった。
地球規模の人類の活動による環境破壊による大量絶滅にも潜りぬけ、
人類が絶滅(又は宇宙へ移住)して500万年後にはカラスは
大きな勢力を持つようになった。
飛べない陸鳥がいればタカのような大型のハンターから雑食の小型までいる。
その恐鳥類に似た飛べない陸鳥の一つがディノオルニスである。
この鳥は飛べないカラスの中では中型の方に入り、最大の種は7メートル
もある。顎は頑丈でハイエナ並に強力で骨を噛み砕く事ができる。
特徴的な腕と鉤爪は獲物を捕まえる為であり、代わりに足の爪は蹄に
なっている。中規模の群れで行動するカラスで、知能の高さを維持している。
最大速度は80キロ。大型の獲物には飛び掛かって鍵爪で獲物に
しがみ付いて鉤状の嘴で噛み付き、中型、小型の獲物には鉤爪で
捕まえて鉤状の嘴で噛み殺すという方法で狩りをしている。
最大のライバルは同じ位の勢力を持つイヌ類である。

(解説 / 田部浩介 )