ブーケ

( イラスト / オパビニマニアJ )
分類 棘皮動物門・ウミユリ綱・ハナタバウミユリ科
生息年代 1億年後
生息地域 海洋
体長 50cm
ウミユリやウミシダの仲間は、基本的に固着生活をするが、
冠部にある腕を使って移動したり、あるいは一時的に基物
より離れて遊泳することもある。
ブーケは、その中で完全に遊泳生活に進化した種といえよう。
本来、ウミユリは基物に付着するための茎部を持っているが、
ブーケではこの部分が退化している。
そして、冠部の本体が大きく膨らんだ形状となっている。
後部に長く伸びた3本の尾のような構造は、バランサーの
役割を果たしているらしい。
ブーケの食性は、基本的に祖先種と変わらず、濾過食である。
遊泳をしながら、腕の羽枝で捕らえた小型の生物や有機質の粒子
を冠部中央にある口に運び、食料としている。
この羽枝には、弱い毒性があり、これで身も守っているらしい。
ブーケの体色(特に腕部)には、かなりの変異が見られる。
これが、個体変異の範囲なのか、亜種などの分類群レベルの
ものなのか、論議の対象となっている。

( 解説 / オパビニマニアJ )




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