アクエリアス | |
( イラスト / ひろうす ) |
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分類 | 両生類・無尾目・ミズアツメガエル科 |
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生息年代 | 2億年後 |
生息地域 | オーストラリア、アフリカ |
全長 | オス5センチ、メス10〜20センチ |
乾燥地帯に数年に一度豪雨が降ると、アクエリアスは 水を集めに巣穴から出てきます。ミズタメガエルから進化した アクエリアスは主にメスが水を蓄える働きをし、 大量に水を蓄えて年月がたつと手足は委縮し、オタマジャクシに 戻ったかのような丸い大きな体に変化します。 これはミツツボアリのミツツボと女王アリを足したような役割をし 体内の水で子ガエルまで成長した子供を年に数匹産み落とします。 アクエリアスはこの水でサバクノカエルイモという植物を育てます。 これは地下深く数メートルに地下茎をのばして根に養分を蓄えており、 植物食に進化したアクエリアスはこれに水を与え、糞や死体を肥料に して成長を助け芋を収穫します。 彼らは地中生活により目が退化しており、オスは舌が変化した 触角で周囲を探ります。またその皮膚は防水性の甲羅で覆われ 水をできるだけ無駄にしない体質になっています。 巣穴にはメス10匹程度とオス数十匹がゆるやかな 社会生活を送り通常ほとんどの個体は休眠状態にあります。 雨が降ったとき、若い個体は胃に芋を蓄えて巣穴を出、 パートナーを探します。相手を見つけて穴を掘り、芋を吐き出して 新しい巣を作りますが、短い時間に次の雨まで耐えられるだけの 水を蓄えることができるかによって生存は決定されます。 ( 解説 / ひろうす )
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