サボテントカゲ

(イラスト / 川崎悟司  )
分類 爬虫類・有鱗目・トカゲ亜目・サボテントカゲ科
生息年代 5000万年後
生息地域 アフリカ中部の砂漠地帯
全長 10〜20cm
砂漠では多肉多汁植物サボテン類が至る所に点在し、草食の者達は
このサボテンにより食い繋いでいる。
彼らは、サボテンを効率よく獲得する為に進化したトカゲだ。
口が アリクイのように筒状になっていて歯が生えていない。
この口はなかなか硬度が高くていとも簡単にトゲの合間にある
サボテンの表面に突き刺せる。
こうして彼らはサボテンの汁だけを吸って生きているのだ。
また花が開花すれば、その花の蜜も吸い取れる。サボテン以外のものを
食べない偏食家と言っていいだろう。
次に、彼らの巣穴は必ずサボテンの脇に掘られている。
彼らは食事をしにサボテンへ向かう時と繁殖期に危険を犯して
他の巣穴探しの時(この頃巣から出るのはオス。メスは、巣穴で
オスが来るのを待っている)以外、巣の外には一切出ない。
一日の食事で皮下脂肪と空腹を満たす彼らの食事は、
実に一週間に一度あるかないか。日中夜巣穴の底でじっと過ごす。
ただし、巣主のサボテンが他の草食者に食われてしまった時には
危険承知で命懸の旅をする。新たなサボテンを探し、大砂漠を
大移動するのだ。この時に命を落とす個体が多い。

(解説 / 渚サイモン白虎 )

恐竜 化石
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